Sunday, February 27, 2011

はさみで世界を変えた男

というのは私が勝手に付けたビダルサスーン氏のバイオグラフィー映画の邦題です。。。。
車のラジオを付けたら、新しく放映される映画のプロモーションのため、彼のインタビューをやっていました。 そういえば10代の頃、あのサスーン独特のサラサラボブカットに非常に憧れて、シャンプーやらコンディショナーやら、買った事を懐かしく思い出しました。

美容界のキングである人、きっとフランボヤントなお金持ちのお坊ちゃん出身かと思えば、とんでもない。 5人の幼い子供と妻を捨てて家出した父親、貧乏に苦しんだ挙句、ビダルと弟をイスラエルの孤児院に預けた母親。インタビュアーが、孤児院に入ったとき、母親を憎みましたか?という質問に、とんでもない、母を大変気の毒に思っていましたから、そんな感情は湧きませんでした。とゆっくりと回答。世界で彼の名を知らない女性はいないくらい有名な人であるのに、その会話、声、言葉を聞いているうちに優しい人なんだろうなあと思えました。

14歳の時に彼を孤児院に訪問した母親は、ビダルに、ヘアドレッサーになるようにと説得したそうです、なぜかというと、母親に神からお告げがあったのだそう。。。。

戦前の時代に男性がヘアドレッサーになるということは考えられない事、しかもビダルはずっとサッカー選手かランナーになりたかったのですが。
それからシャンプーボーイとして彼のキャリアが始まりました。

学業は嫌い、気に入らないことには何も興味を示さない性格だったそうですが、イスラエルの陸軍を出たとき、実際経験のあることといえば美容院で働いたことのみ。

当時はビーハイブやら逆毛を立ててヘアスプレーで固めたスタイルが流行っていたそうです、週に一度美容室で洗髪をしてセットしたら、あとはピンカールをしてネットをつけてそれを保持したそうです。そんな女性のヘアケアの大革命を起こしたあのシャープなボブカット。

サスーン氏がいなかったら、きっと今でもそんな方法でヘアケアをしていたのでしょうか。