はさみ、色鉛筆、毛糸とのり。 折り紙。。。。
これは末の子の宿題に欠かせない道具だ。
国語では似た言葉が印刷してあるものをチマチマと切ってそれを毛糸でつなぐ。
これを20個近く作る。それを手伝う母の目は充血する。
作文の表紙を作る。
なるべく3Dの感じを出すようにとの事、折り紙を作ってはりつけたり、布地を切りのりで付けたり。
なにしろこんなビジーワークが果てしなく続く。
数学の問題を作るプロジェクトでも、表紙をお絵かきしなくてはならない、これはどう見ても6年生の
宿題とは思えないのである。
分母、分子の掛け算、割り算、宿題は全部、何かのWebページからそのまま印刷されたものばかり、やり方というのをあまり説明していないような気がしてたまらない。
またもやアメリカの教育水準は他の国に比べて全て劣ろっている、当たり前だけどね、悲しい話である、それを考えると教員組合のおぞましさを悲観するしかないのだろうか。
去年の担任の先生は、数年前生徒を怒鳴りつけた挙句Fで始まる言葉を頻繁に使い、父兄からの苦情があまりにも多かったためクビになった、けれど組合のおかげで戻ってきた。
私も何度か会ったが、自分の家庭の話ばかりして時間が過ぎてしまい、こちらから何の質問もできなかった。
教員の資格をとるのはごく簡単らしい、一度組合に入り2年間無事にすごしたら、教職は一生を通して保証される。 それを変えようとしているDCの教育委員会と組合は物凄い戦いをしているらしいが。
教員となる人の殆どが一般水準よりも程度の低い大学を、落ちこぼれすれすれで卒業した人が大半らしい、給料も低いから誰もなりたがらないのであろう。
頑張る先生の給料を上げるという運動もあったが、なんでも年功序列制の組合の手によって破壊された。
ノルウェーで教師になるというのは大変な努力が必要らしい、日本でも立派な資格である。
そうかと言って私立の学校は授業料が非常に高い、そうだからといって良い教育を受けられるかという点には疑問がある。
台湾からの友人が、子供を私立の学校に入れている。 費用は授業料だけではなく、寄付金、ボランティア活動と大変らしいし、デザイナーの洋服を着てヨーロッパ製の車に乗っていないと相手にされないのだそうだ。 なんて事?
ソーシャルスタディーでブッシュ大統領は悪者だ、嘘つきだと教えてもらったらしい、う~ん、そりゃある程度ホントかもね、でも自分の意見を控えて事実だけど教えるのが教師だと思うんだけどね。
ノルウェーに引っ越そうかなあ、なんて冗談。