Thursday, December 30, 2010

デービススクエアのカフェ

さてと、今日うろついたのがタフツ大学近辺にあるデービススクエア、そこのディーゼルカフェに寄りました。 ちょっと東京が懐かしくなる感じのカフェ、ヒップスターな若者がいっぱいいます、それもみんなラップトップで一生懸命お勉強をしている。

入ると小さめな感じに見えるのに、ど~んとうなぎの寝床のように長くて広い、カフェの真ん中にビリヤードのテーブルがある。 入るとすぐに目につくのがヴィンテージのオートバイ、それに白黒写真専用のフォトブースもインテリアの一つとして溶け込んでいます。

コンサバな夫は通りの向こうにあるスタバを利用。 私はディーゼルでおいしいラテを。
夫曰くカウンターの向こう側もみなディーゼルだねだって。 そうかもしれないね。
(注:ディーゼルとは時としてロージーオダネルのようなたくましいレズビアンの女性のことを指す、ディーゼル ダイクとも言う)

外にはまだ雪が積もっています。 さて明日はいよいよ大晦日。 



Wednesday, December 29, 2010

ライオン印の毛糸

むかし、むかし、そのむかし。。。。
アメリカに住み始めて編み物を始めたとき、ライオンブランドの毛糸、あったんですよ。
ラベルにちょっとエキゾチックなライオンの絵がついている、あれです!
K-Martとかのすみっこ、薄暗い手芸コーナーのワイヤーラックに山積みされてました。
東京のおしゃれな手芸店みたいな所などあるわけなかった田舎。ネットショッピング、勿論ありませんでしたから、仕方なくライオンさんのチクチクする毛糸でなんやら編んでいました。
当時編み物をする女性は、妊婦かおばあさんという具合に決まっていました。

今ならありとあらゆる毛糸が手に入りますね、ステキなパターンも即ダウンロードできる。
ライオンさんのチクチク毛糸を後にして都会に出てきてからは編み物もファショナブルになり、毛糸屋さんもあちこちに見かけるようになりました。

ライオンさんの事すっかり忘れて何十年。 イメチェンを狙い結構凝った感じのパターンを発表した上、それがネットでタダになりました。 感じのいいカタログもメールで届きました。
せっかく時間をかけるのだから素材にもこだわらなくちゃ、なんて生意気なアティテュードを持ち始めたけれどそれでも懐かしくってたまにライオンさんのパターン、覗いてたの。

年末にかけてチェーン店である手芸屋さんから新聞の広告で大バーゲンのお知らせ、見てみるとライオンさんの毛糸も載っていました。 そういえば以前から気になっていたパターンでチュニックセーター編みたいななんて。。。 それで今日手芸店に行き、縄編みの多いセーター一枚編むのに充分な毛糸、8玉を買い求めました、それも22ドルでお釣りが来たよ。

他のニッターにも人気のあるWool Ease, Worsted weightで色のチョイスもいっぱい。
お手入れが簡単というのも魅力です、それになんとも毛糸玉で売っているからいちいちワインドしなくて済む。 いいことだらけじゃない? 

Purl Sohoでカシミアの毛糸なんかを拝むのもいいけど、ライオンさん、懐かしい友人に再会したみたいでうれしいわ。 それにしてもいまだにワイヤーラックに山積みでした。 なんとなくタイムトリップしたみたい。 編み始めたのは左のチュニックです。 

Monday, December 27, 2010

サンタさんからのプレゼントは

これでした!
コーヒーが好きでずっとエスプレッソメーカーでラテを作って飲んでいましたが、ある日ドリップコーヒーがやたらと飲みたくなりました。。。。けどドリップはケメックスのガラス製コーヒーメーカーを割ってしまってからずっと飲んでいません。 

プロビデンスにあるコーヒー専門店でこれを見てからずっと憧れていました。
タイマーも時計も付いていない、ただのコーヒーメーカーですが、とっても美味しいコーヒーが飲めます、サンタさん、ありがとう!

みなさん楽しいクリスマスを過ごされましたか?
家族と一緒にいれることは本当に幸せですね。 子供たちが大きくなるにつれて、みんな集まる事がなかなか難しくなります。 母親として子供たちが帰ってきてくれるのがとてもうれしい。
Broodが巣に帰ってくるみたいで。




Wednesday, December 15, 2010

これからもがんばろう!

昨日主治医のオフィスまで、アレルギーの注射をしてもらうために出かけました。
春先に木の芽花粉にひどく反応するため、一年を通して注射をうってもらうのです。
さて、先生が今日は血圧もはかりましょうと言い、私はセーターから腕をニョッキリ出す。

先生が、なにか始めたの?血圧がずいぶんと下がっている!と驚いていました。
遺伝で血圧が高くなったのが35歳くらい、いろんな薬を飲んだり、食事療法もいろいろと
工夫したのですが、お薬を飲んでいてやっとこ130・85位だったのですが、昨日のチェックでは
見事に110・65! 血圧が低くなって行ってるのは気がついていました。
血液型の食事療法を始めてからいいことばかり、最初いつも食べていたチキンとかパンをカット
するのは辛かったけれど、こうして効果が現れてくるとなんの苦にもなりません。
腰の痛みもかなり楽になりました。
以前は体重が減っても痛みには変わりが無かったのに。

ちょっとキツメになっていたジーンズもすっきりと着れるようになりました。
ネットでしらべると、インチキだとかいう批評も沢山ありますが、効果があり、無理をしているわけでは無いから私にとってはいい方法だと思っています。

このまま低くなるようなら勿論薬もカットしてもらえるし。
非常にうれしいお話です!




Sunday, December 12, 2010

次のプロジェクトはこれ



今、世間はホリデー気分で大忙しなのに、またまた編みたいパターンを見つけてしまいました。
なんとなくモッコリと暖かそうなこのカーディガン、毛糸の色が好きなのに売り切れなの、だから特注で待つ事になりました。 それでもパターンを見てあれこれ興奮しています。

ターゲットとか手軽に行けるお店でセーターを探しても、どうしても欲しくなるようなもの、無いんです。昨日もウロウロしたのに、何も買わなかった。
毛糸スノッブになった者にとって、編み物の醍醐味は完成させて着ることのみではなく、毛糸の手触りを楽しみ、指の間をスルスルと通り過ぎる感触にもあると思うのだけれど、一種のセンシュアルな経験? あの、フランス映画アメリで、彼女が指先から始まり手全体をお豆の入った樽に入れ、その感触を楽しんでいたシーンがありました、それと同じ。

クリスマス過ぎて毛糸が入荷すると言ってましたから、これはお楽しみで届くのを楽しみにしましょうね。 

本日ニューイングランド地方は大雨、豪雨と言っても大げさではありません。
これでもっと気温が低かったら大雪になっていたでしょう、ミネソタでは何メートルも積もったらしいし。
雪が降ればそれなりに楽しいこともありますけど。
クリスマスにちらっと降れば満足、あとは即、春に向かってほしいものです。 おっと、でもそうしたらカーディガンが着れないなあ。

話は変わり、テレビで”硫黄島からの手紙”を放映していました。
ちらっちらっと見ながらいたつもりですが、どうも泣いてしまいました。
アメリカ、日本、両方共大変な犠牲者を出したのですね。 そして最後に閣下が死ぬとき、部下にここはまだ日本か?と聞いたシーン、本当に胸が詰まりました。
戦争は嫌ですね。 




Thursday, December 9, 2010

アメリカの教育事情

はさみ、色鉛筆、毛糸とのり。 折り紙。。。。
これは末の子の宿題に欠かせない道具だ。 
国語では似た言葉が印刷してあるものをチマチマと切ってそれを毛糸でつなぐ。
これを20個近く作る。それを手伝う母の目は充血する。

作文の表紙を作る。
なるべく3Dの感じを出すようにとの事、折り紙を作ってはりつけたり、布地を切りのりで付けたり。
なにしろこんなビジーワークが果てしなく続く。

数学の問題を作るプロジェクトでも、表紙をお絵かきしなくてはならない、これはどう見ても6年生の
宿題とは思えないのである。

分母、分子の掛け算、割り算、宿題は全部、何かのWebページからそのまま印刷されたものばかり、やり方というのをあまり説明していないような気がしてたまらない。

またもやアメリカの教育水準は他の国に比べて全て劣ろっている、当たり前だけどね、悲しい話である、それを考えると教員組合のおぞましさを悲観するしかないのだろうか。
去年の担任の先生は、数年前生徒を怒鳴りつけた挙句Fで始まる言葉を頻繁に使い、父兄からの苦情があまりにも多かったためクビになった、けれど組合のおかげで戻ってきた。
私も何度か会ったが、自分の家庭の話ばかりして時間が過ぎてしまい、こちらから何の質問もできなかった。

教員の資格をとるのはごく簡単らしい、一度組合に入り2年間無事にすごしたら、教職は一生を通して保証される。 それを変えようとしているDCの教育委員会と組合は物凄い戦いをしているらしいが。
教員となる人の殆どが一般水準よりも程度の低い大学を、落ちこぼれすれすれで卒業した人が大半らしい、給料も低いから誰もなりたがらないのであろう。
頑張る先生の給料を上げるという運動もあったが、なんでも年功序列制の組合の手によって破壊された。

ノルウェーで教師になるというのは大変な努力が必要らしい、日本でも立派な資格である。

そうかと言って私立の学校は授業料が非常に高い、そうだからといって良い教育を受けられるかという点には疑問がある。
台湾からの友人が、子供を私立の学校に入れている。 費用は授業料だけではなく、寄付金、ボランティア活動と大変らしいし、デザイナーの洋服を着てヨーロッパ製の車に乗っていないと相手にされないのだそうだ。 なんて事?

ソーシャルスタディーでブッシュ大統領は悪者だ、嘘つきだと教えてもらったらしい、う~ん、そりゃある程度ホントかもね、でも自分の意見を控えて事実だけど教えるのが教師だと思うんだけどね。
ノルウェーに引っ越そうかなあ、なんて冗談。

Wednesday, December 8, 2010

ニューハンプシャー美味しいスポット

NH州のワルポールという小さな街、カイロプラクティック医院を経営する友人夫妻がいるので出向く機会があります。
日本人の私にとって非常に不思議なのが、このなんでもない田舎町、ちょこっと入るとヒップなリベラルアーティスト達がウヨウヨする場所と変身する事。 ちょっとした丘があり、そこからの眺めが非常に良いため、アーティスト系の人たちがずいぶん昔から住み着いたらしいのですが。
お目にかかった事はありませんが、PBSのドキュメンタリーで有名なケンバーンズ氏もこの辺に住んでいるらしい。
ニワトリ小屋、牧場、りんご園が広がるこの付近、なんとなくトワイライトゾーンに踏み込んだみたい。

ボストン近郊に住む人達にとって、NHの田舎にステキなレストランがあるなんて事、あまり知られていません、スキー場はツーリスト向けのタッキーなレストランやワインバーばかりだしね。

お楽しみの一つがL.A.Burdickというチョコレート専門のお店です。お隣りのレストランが非常にお洒落で、メニューもいいですね~。

昨日夫と寄った時は丁度ランチラッシュが終わった時で空いていました。
おいしいフレンチオニオンスープ、夫はキャロットスープ、オーガニックサラダを半分こして大満足、日本の煎茶もいただきました。 デザートは横目で見るだけ。 次回はチーズプレートでも頼もうかな。

スタッフも丁寧にサービスしてくれました。
家ではマグにティーバッグを入れてのお茶の時間ですが、ティーポットにルースティーを入れてもらってあらかじめ温められたカップに注いで飲むと余計美味しく感じました。
ショッピングモール付近の忙しなさから離れてこんな所に座っていると時間が止まったような気分に。

帰り道、コートで着膨れしたおばあさんが外を歩いていました、もしかしたらあのバーンズ氏、こうして変装をしカフェに行くのかしらね。



Sunday, December 5, 2010

クリスマスなのかクルシミマスなのか?

街はすっかりクリスマス気分。
けれども昨今宗教の違い云々で両手を上げて大声でメリークリスマス!なんて言えないような環境になってしまった。

あるお店では店員さんにお客に対してメリークリスマスと言ってはいけないという指示があるようです、もしもクリスチャンで無かったとしても、メリークリスマスと言われてそんなに不愉快になるのだろうか?理解しがたい。
クリスマスカードも、ハッピーホリデーズなんていうニュートラルな文句が書いてある物が多い。

教会が前庭に出す大きなイエス誕生のメインジャーセットも、私はクリスチャンではない。公共の場所からこんなモノが見えるのは不愉快だと訴える人が大勢いるのだそうだ。 
そんな人に限って自己主張ばかりする、アホな人間に違いないし、すみませんでしたなんて謝る方もどうかしていると腹がたつ。
それならあなたの宗教がマジョリティーである自分の国に帰りなさいと言いたくなるけれど。。。。

テレビには車をクリスマスに、ダイアモンドをクリスマスに、と大々的に宣伝している、からまるでこういったものを買わない。もらわないと失格者のような気分になるようだ。
今の季節に自殺が多いというのも納得出来る。

先日大学街を歩いていたら、ランチスペシャル!という宣伝と共に、No-Christmas music!!とあった。 ふ~んと思ったものの、どこに行ってもジングルベルソングが耳に入ってきて落ち着かなくなる。なるほど、クリスマスのミュージックは流していませんというのも宣伝の一つになるのね。

どこに行っても殺人的に混んでいるし、駐車スペースは確保しにくいし、ま、それでもメリークリスマスなんだわ。 あんまり深く考えずにメローに行きましょうか。