Monday, January 31, 2011

オリーブオイルとコーヒー

私の大好きなAmerica's Test Kitchenという番組、お料理の本にもなっているし、雑誌もあるんです、それで今回ラジオ番組にもなり、週一回土曜日の午後に聞けます。

けどね、いくら50歳になったとはいえラジオ番組を楽しみに座って待っているわけにもいかないので、いつもWGBHという地元のラジオステーションのウェブで後日聞いています。

さて食べ物に関してはとてもウルサイこのプログラムでオリーブオイルとコーヒーの評価が話題になっていました、実際アメリカ人の多くはオリーブオイルの本場はイタリアとしか頭にないようですが、これはあんまりオツムの良くない私でさえ間違っていると知っているんです。 これはお料理に詳しい人からの聞きかじりなんですが。 

ATKのホストによると、アメリカ人は本場オリーブオイルの味を知らないから輸出するイタリア側はこれを良く存じていて、本当にいい質のオイルは回してくれないらしいんですね。 マーケティング方法として、ちょっとエキゾチックなボトルに入れて、イタリア語で書いたラベルを貼り、エキストラバージンオイルとしてグルメのお店で小さなボトルなのに30ドルくらいのお値段で売られています。

しかし地元のイタリアではその管理が非常に厳しいらしく、インスペクターがちゃんと検査をしてお墨付きのものだけが、それなりのお値段で売られるんですね、勿論アメリカにはそんなシステムがありませんから、オイルが入っていた桶を洗った水みたいのを樽に入れて輸出しているんでしょう。(これは私の暗い想像) 

コーヒーもそうらしいです。 マクドナルド、ダンキンドーナッツ、スターバックスも、機械で豆をハーベストするため、豆の熟し具合がバラバラなのだそう、けど人手をあまり使わないから安いんですね、これをいっぱい輸入して、袋に入ったままスチームするのだそうです。 そうすることによって熟し加減を同じくするわけなのですが、このプロセスでコーヒーの独特な味がすべて流れでてしまうらしい、それを補うためになんでもダークローストにするんだって。
そうすればコーヒー的味わいが戻るのだそう。  

つまりコーヒー好きの人はダークローストの豆は伝染病の病原菌であるかのように必死に避け、インディーのコーヒーショップに行き、ミディアムローストか、ライトローストを飲むという事になります。

なるほどね、好き、嫌いはあるにせよいろんなストーリーがあるんですね。
やっぱりアメリカ人には何にもわからないからね~なんてどこかでオリーブオイルが笑っているのですね。

おいしいオリーブオイルは、スペイン製のものがいいです。 そして必ずダークなビンに入っているか、箱に収められているかをチェックしましょう。 それと、最近ではカリフォルニア産のオイルの評判がいいんですよ。 試してみましたが、いい風味です。 
私はとてもグルメなフーディーとは言えませんが、そんな私でさえ美味しいと感激しましたよ。

エヘン、それで次回オシャレなカフェに入ったら、ミディアムローストを下さいと言ってみましょう。

Sunday, January 30, 2011

毛糸のギフト

最近カゼ気味で、ちゃんとセルフケアしないと悪くなりそうなのでサプリとビタミンをきちんと飲んでだるくなるとお昼寝をしています、カゼに効くケアは睡眠をとること。

だるいな~と思いながらベッドに入っていると電話。 次男からで、これから寄りたいけどと、何かあったのかしらと思いながらウトウトしているとやってきました。

これ、ママに! と差し出す大きなプラスチックの袋二つ。 よく見ると毛糸がいっぱい詰まっています、話を聞くと仕事がコンピューターのネットワークのケアをしたりトレイニングをするアルバイトで、いろんな所に出向く機会があるんですね。 その日行ったのがコネチカット州の毛糸卸売店。
ウェアハウスに入った時、自分の母親が編み物狂である事、小さい時はお腹が空いても編み物に熱中しているときは放ったらかしにされたこと(これは私の想像)など世間話としておしゃべりしたらしいんです。帰る際にオーナーさんがこれお母さんに持って行って下さいと合計20かせのこの毛糸を頂いたのだそうです。

次男は誰に似たのか誰とでも会話が出来るタイプの人で社交的なのでいろいろと得することがあるみたいです、これは見習わなくてはいけません、いや、物を貰えるからじゃなくって(苦笑)。

よく見るとベビーアルパカのゴージャスな手触りの毛糸です。

ねえ、今度ニセのお金を印刷する工場に行ってボクの母はお金が大好きですとか言ってよなんて冗談を。

写真がちょっとピンぼけになってしまいました、全体に茶色ですが、よく見ると小さな色のスペックが入っているんです、何を編もうかな? これだけあれば模様編みにいっぱい入ったメンズセーターが編めますが、ブランケットもいいなあ。

全くの他人の私に毛糸を下さった方、どうもありがとう、今度訪ねてお礼を言いに行く予定です。
何か同じ趣味でつながっている絆、強いんですね、特にニッター同士はそんな感じがします。
そして毛糸の神様(存在しないと思うけどね)ありがとう。




Friday, January 28, 2011

寒い日にはホットな写真を

フフフ。。。エイティズのロックシーンに良く現れたブライアン・アダムス、ヒット曲も当時一杯ありました、なになに、もう30年前のお話なの、涙。

当時はちょっとつっぱったオニイサンぽいイメージであのハスキーな歌声がラジオで流れると間違いなくブライアン・アダムス、といった具合にユニークな存在でした。

今朝ヒマな主婦向けの番組を見ていたら、リバイバルですか! 彼がミュージックゲストとして出演していましたよ、それもすっかりステキなオジサン。 50歳超えてるなんて信じられない、そういえばカナダの男性はすっかりオッサン風にならないみたいで、何が秘密なのかしら。
ミュージッシャンとしての活動の他、写真家としてもヴォーグに作品を載せたりしているらしいです、なるほど、きっとそれが若さの秘訣かしら。 まだショボショボした目でコーヒー飲んでいた私、なんだか嬉しくなったわ。

もしかしたらゲイなのかしら。 ゲイの男性の多くはお洒落でステキよね、特に年配の人たち。

ベジタリアンなのだそうです。 

いやはや、寒い毎日、ホットな写真を載せました、これはウェブから拝借したものです。

Thursday, January 27, 2011

今年の冬は雪だらけ

天気予報で騒いでいた通り、夜中から今朝にかけてまた大雪が降りました。40cmくらいかな。
例年に比べると沢山の雪が降っています、そしてまだ一月なんですよね、雪を処分する場所に困るショッピングセンターの様子をニュースで報道していました、アメリカの大きなショッピングセンターにある広い駐車場のあちこちに巨大な白い雪の山があります。

運転に気を付けないと、ただ除雪した雪が山の様になっている場合、走っている車が良く見えない場合があるのです。 

歯医者さんの受付をしている女性、家の前の凍った階段ですべり、腕の骨を複雑骨折してしまったようです。 病院に行き、骨折とわかると訴えますか?と聞かれたと驚いていました。
公共の場所ですべってころんで骨を折ると市などを相手取って訴えるのがあたりまえのようなアメリカ。 訴える?自分を訴えてどうするっていうの?と言ったら、住宅保険を訴えたら?というような答えが返ってきたそう。 あ~アメリカ人の起訴好きには呆れてしまう。
もっとも訴えるという患者さんの扱いは面倒らしいんですよ、いろんな書類とか証拠を揃えなければならないらしくて、だから病院側でも構えてしまうのかもしれません。

前回の大雪の時窓の外にいたカーディナルのオスの写真です、寒そうですね。

Tuesday, January 25, 2011

それは市が関わる問題なのでしょうか???

ボストンのすぐお隣にJamaica Plainという街があります。
一昔前まではあまり安心して夜歩ける街ではないという雰囲気の場所でしたが、ボストンの土地の値上がりやアパートメントの値上がりと同時にCity Limit内部に住んでいた人たちがどんどん最寄りの街に移動し始め、このジャマイカプレインも今やちょっとしたお洒落なプチ郊外に変身してしまったようです。

おそらく8割が高所得者層の家族で、残りが以前から住んでいた移民(主にヒスパニックの)達で成り立っている様子です。 さて最近ニュースになった理由は、この街にはHi-Loというどちらかというと値段の安い、ヒスパニック系統のお客さん専用のスーパーがありました、お世辞にも清潔とは言えない所ですが、移民のニーズに答えたグロサリーが売られていましたが、閉店することになり、その跡にWhole Foodsが建つという点です。 なんで問題?と思われるでしょうが、付近にまだ住んでいるヒスパニック系の人たちが怒り狂い、Hi-LoがなくなったのはWhole Foodsの責任だと言っています。
挙句の果てにジャマイカプレインの市に苦情として訴え、Hi-Loがなくなると自国の食品が買えなくなる、Whole Foodsなどが来ると周りの物価も高くなると市に助けを求めています。

たかがグロサリー店で。。。という話のように思われるかもしれません、この私も立派な移民ですから、ガタガタ言うなら自分の国に帰れなんていえないのですが。
ケンブリッジの日本食料品店が無くなってしまった時、日本人が固まってケンブリッジに文句を言ったりニュースに登場してこれからどうやって醤油を買えばいいんですか?なんて誰も勿論、言いませんでしたよ。 

Monday, January 24, 2011

半世紀生きたわけです

1月の16日、先週の日曜日は私の50歳の誕生日でした。
一家プラスお友達と一緒にボストンにある風雅宮というレストランに集合しました、こんな風に個室のような区切りがあり、アメリカ人にも人気のある所です。
レセプションのスペースに池があり、鯉がいっぱい。
そしてジャポネイズベーカリーからのグリーンティーケーキがデザートでした。
上部のつるつるは抹茶味のゼラチン、中身は抹茶味のムースとシフォンケーキ、とても美味しかった! 50本もロウソク立てなくてよかったわ、ケーキがボコボコの穴あきになってしまいますからね。

何よりも忙しいところ集まってくれた息子達とフレンズに感謝、とても良い一日でした。
半世紀も生きたことになるんですね。 


Friday, January 21, 2011

またもや雪

また雪が降りました。
それも朝早い通勤ラッシュの時間帯、また学校は閉鎖。
昨日帰宅した末っ子に宿題の様子を聞くと、すご~くあるんだと憂鬱そうな顔、先生達は明日スノーデイになるだろうからって言ってた。。。との事。

前回の積雪に加えて更にまた5インチくらい積もった様子です。
今日はおとなしく家にいましょうか。







Thursday, January 20, 2011

毛糸小僧

先日Websというノースハンプトンにある、ネットもお店も大変評判のいい毛糸屋さんに出かけました。羊の顔が付いたマグを買った他、編み棒のセットを購入。
家から高速を走って2時間近くかかるし、行った経験がないので夫に運転をしてもらいました。

そこまではいいんです。
駐車場に着くと、車がいっぱいありましたが、気がついたのはその殆どにエンジンがかかっていたということ、つまり寒い日だったので誰かが車の中にいるわけですね、観察してみるとその殆どが旦那さん風の男性、きっと奥様がショッピングしている間車の中にいてラジオでも聞いているのでしょう。

ただし、私の夫は何にでも興味を持つタイプの人なので、注意しない限り女性下着売り場まで平気でついて来るんですよ。 恥ずかしいからここで待っててよと言うと納得して何処かで暇つぶしをしているみたいです、そんな具合ですから毛糸やさんにもついてきました。

買いたいと思っていた物を実際見て、さっさと出ようと思ったわけですが、夫は限りなく広がる毛糸の棚を見て回っています。 目当ての買い物を済ませ、さて帰りましょうと言うと毛糸を買うと言うんです。 なんで?と聞くとセーターを編んでよと言う。 日本にいた時、お目にかからなかったけどアンパン小僧という子供がいると聞きました。 アンパン買ってよ~アンパン欲しいよ~と譲らない子供で、買い物中のお母さんを困らせる子供(ガキ)なのだそうです。 
内心私は、あ!やばい!!と思いましたがわざわざ運転してくれたから可哀想と思い、長々とあれは?この色は?と選択しました。 寒かったので厚着をしていた私、お店の暖房がすごく効いていたので顔がほてり始めたんですよ。 何ドル以上かお買い物をすると、毛糸が安くなるのでそれについても興奮していたようです、一体誰のために来たんだい?
もう夫は毛糸小僧(本当は毛糸じいさん)に変身したのです。

それでやっと、この毛糸に落ち着きました。
いっぱいプロジェクトを抱える私、始めたくなかったけど仕方なく。。。。
チャンキー毛糸でデザインのあるセーターなら温かいものに仕上げられると思います。
チャンキーを選んだのは早く編み上がるから。

私・どんなセーターがいいの?
夫・あったかいのがいい。(あたりまえだ!)

こんな会話を聞いていたお店の人、笑っていたわ。
まあ、何にも興味を示さない、しかも早くしろ!なんて怒る旦那さんよりもいいか。

Wednesday, January 19, 2011

Hoarders。。。ホーダーズって?

昨日はお料理の番組について書きましたが、アメリカで今話題になっているのは何と言ってもリアリティーショーです。 普通の人の普通の生活にカメラが突入。。。となるとあまりにも普通でつまらないでしょ、だから異様なリアリティーを番組にするわけですね。

見るたびに驚くのがHoardersという番組。Hoardというのは貯めこむという意味ですが、番組に出てくる普通の人、実は一歩家の中に入るとすっごい散らかりとゴミの山の中で生活しているのです。
ひどいケースは天井までダンボールの箱やら新聞の山、そしてペットがいる人はそれも信じられない数の猫やら犬がいる、そして中にはガレージの中で餓死したり、ゴミの山と山に挟まれて身動きができずにミイラ化している可哀想なケースも。。。

何しろ普通の感覚では信じられない状態で、住んでいる人たちも勿論病気なんです。
精神科の先生、整理整頓のプロ、ごみやさんが訪問して片付けようとするのですが、本人は空き缶さえも捨てようとしないんですね。日本にも片づけられない女たちとかいう番組があるらしいですがアメリカの方がう~んと強烈だと思います。

夫は見るに耐えかねてますが、私はいつも、人間をこうも極端にさせる要因はなんだろうと不思議なので時々見ます。

そしてこのボーダーズが終わったら、今度はHeavyという番組がデビューしました。
これは超肥満の人たちがダイエットと運動をしてなんとか痩せようとするプロセスを撮った物です。
もう車にも入れない体格の人たちがそのままの状態で生活を続けると長生きしないという健康状態なのです。

アメリカ、ダイナミックな国ですが、ゴミもちらかりも体重もダイナミック? 



Tuesday, January 18, 2011

料理番組

アメリカに住み始めた頃、魚を食べる人は殆どいませんでした。
今ではどこのスーパーに行っても豆腐を始め、生の生姜、モヤシやらサヤインゲンとか東洋人の好むようなもの、一応揃っています。

私が日本にいた頃、何かの新聞に幼児が一番好む番組の番付があり、一番はロンパールームでも、おかあさんといっしょでもウルトラマンでもなく、NHKの献立番組、つまりお料理の番組でした。
理由はおかあさんがその日のお夕飯のアイディアを求めて子供といっしょに見から。

こちらのテレビ番組は本当に沢山あり、スポーツ専門、ペット専門、天気予報だけ、ニュースはもちろん、ゲーム番組やソープオペラ(昼メロ)だけ毎日一日中放映する所がいっぱい、そして勿論料理番組のみのチャンネルも沢山あります。

なかでもFood Networkというチャンネルでは料理、食料品に関する情報がいっぱい、出演するシェフもちょっとしたスターです。 人気が出ればクックブックを発行するし、そのシェフの名前の付いた鍋やフライパン、ミキシングボールまで発売されます。

私が好きなのはPBSチャンネルで見られるAmerica's Test Kitchenという番組で、撮影はボストンの郊外で行われます。内容は骨付きハムをどのように温めると肉を乾燥させずに美味しく出来るか、どの種類のじゃがいもがマッシュポテトに一番向いているか等々、それこそテストを行う研究所みたいな情報が得られ、今流行のうまみという説明もこの番組で知りました。
味覚は甘い、辛いの他にうま味という物があり、日本の研究者によって発見されたものだそうです。
このうま味を、たとえばビーフシチューに出したい場合、トマトペーストとサーディンペーストを少々入れると良いうま味が出る。。。実際本当です。

今までバカの一つ覚えの様におんなじタイプのじゃがいもばかり買っていましたが、スターチの少ない、ポテトに切り替えたらちょっとさっぱりとしたデレッとしないマッシュポテトに仕上がりました。

America's Test Kitchenはスポンサー無しの番組・雑誌なので、台所用品や食品メーカーの比較も平等な結果であるということは有名です。 どのメーカーのフライパンがいいのかなんて迷ったらここでチェックするのが無難です。

先日、醤油とか味醂の比較もしていました。 
料理番組のパイオニアはジュリアチャイルド、彼女の白黒のクッキングショーを見るとでこぼこになった鍋や黒焦げのオーブンシートなど見ることができます。
なんでもピカピカステンレス、有名な鍋やらフライパンじゃなくってちょっと可愛らしい。

ジュリアが生のチキンを必死に洗っていたら、フランス人のシェフがなんでそんなに神経質に洗うの?
350度のオーブンで2時間もローストするんだから、それでも生き残ったばい菌がいたら、生きる価値のあるばい菌に違いない。と言ったエピソードを思い出し、フフフと笑ってしまった。



Saturday, January 15, 2011

外は雪だけれど

Russo's and sonsといえば、ボストン近辺のお料理好きな人だったらだれでも知っているグロサリーストア、でもチェーン店ではなくて、昔ルッソさんが野菜を売ったスタンドが大きくなった所です。

野菜、フルーツ、デリカテッセン、ベーカリーとその辺のスーパーでは満足できない方におすすめします、なんでも新鮮でイタリアから直輸入したチーズや作りたてのパスタも豊富なんですよ。
そしてもう一つ、お花がいつも綺麗で、長持ちするんです。
ルッソに行くたび花束を買うのが楽しみです。
お店に入るとすぐそこいっぱいに広がるお花、お値段も手頃です。
ずっと寒い天候が続いていますが、こうして写真を撮り、ブログに載せたら少しでも春の気分になれるかしらと思って。 何処かで読んでくれているあなた(そう、あなたですよ!)の為にアップロードしました。 キレイでしょ?

一番下の写真は値札にGingerと書いてあるとおり、生姜のお花なのかしら?
とてもエキゾチックですね。

お花のあるキッチンは気分を明るくしてくれます。 そういえば毎年タネを買っているメールオーダーのお店からカタログが届きました、太陽の光も一日づつ確実に長くなっています。



Thursday, January 13, 2011

ニューイングランドという所

英国からわざわざ来て、よっぽどイギリスが恋しかったのか全く想像力に欠けていたのか、この辺りはニューイングランドと呼ばれていて、バーモント、ニューハンプシャー、メイン、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカット州からなっています。 それぞれの州の名前もイギリスのメジャーシティの名前にただ単にニューを付けたものが沢山ありますし、ニューで語呂があいそうにないものは面倒くさいから(これは私の想像)そのままおんなじ名前にしたみたいです。

バーモント州は中でもちと変わった歴史を持っているようで、フランス語の緑の山という意味ですね。
これはカナダのケベックやらフランスからの移民でスタートしたからで、土地の名前もモンペリエーとかちょっとお洒落なおフランス風でございます。 けど住んでいる人間の殆どはほっぺの赤い素朴な人みたいですが、独立戦争の時はグリーンマウンテンボーイズという、ごく普通の農家のお兄さん、おじさん、お父ちゃんたちが一体となりイギリスと必死に戦ったという華やかな歴史もあるわけです。

コネチカットリバーを挟んだお隣りの州ニューハンプシャーの州のモットーはですね、”自由に生きるかさもなくば死を”なんてちょっとラディカルなスローガンなんです。 これは州のライセンスプレートにちゃんと印刷されています。 NH州の法律もまた、他州と比べると実にユニークであります。

いつも不思議に思うことは多くのニューイングランドの若者が他州の大学を卒業しても、わざわざまたこの辺りに帰ってくるという点。 カリフォルニア、ハワイ、アリゾナとか他の天国のように見える(特にこの寒い冬の間)州からでもちゃんと帰るわけです。 家族がいるからという理由は別として、それだけニューイングランドは魅力的なのでしょう。

上の写真はバーモントにあるサクストンズリバーというちっちゃな田舎街にあるInnです。
ここは夫が産まれた街で、私の義理父のお墓もあるから時々出かけます、田舎のInnだけどレストランはとてもいい所なんですよ。

こんな暖炉の前にテーブルをかまえ、食事がゆっくりと楽しめます。
暗かったので外の建物の様子は写真写りが良くなかったの、この建物は夫が産まれたときからずっとInnだったらしい。

私が東京の新宿(文京区の境ですが)に帰り、ああ、これは小さい頃からあったななんて言える場所、殆ど無いと思います。 そんな意味で自分の育った場所を訪れて見学できるのは羨ましい。
アメリカと言っても州によっては外国のように思える違いがいろいろとあります。 法律も、交通規則も違うんですよ。 

ニューイングランドは保守的に見えますが、住んでみるといいところが沢山理解できる場所でもあります。


Wednesday, January 12, 2011

ミスタートースト

家族全員、日本の食パンが大好きです。
アメリカのサンドイッチ用パンはとてもおいしいとは残念ながら思えません。 何日放っておいてもカビが生えないということは、一体どれだけ防腐剤が入っているのでしょうか?

この頃一日に一回の割で食パンを焼いています、といってもホームベーカリーの機械でDoughを作り、それからガス抜きをして二次発酵させ焼くだけと簡単です。 

ある日末っ子のトーストにニヒルな笑顔のミスタートーストを発見、(これは私が想像したの)夫が写真を撮ってくれました。 笑ったのは、テレビのニュースなどでトーストの焼けた部分がイエスキリストのようだとか、壁のシミがマリア様のように見えるとかいつも報道されているから、しかし家のはイエス様とは全く違う、変な顔。

笑っていたら、息子にボクのトーストの写真撮らないでよと怒られてしまった。

ミスタートーストはそれからバターを顔に塗られて口の中に入って行きました、おわり。

大雪だ!!!

今日は大雪に埋もれています。

昨日は歯医者さんに舞い戻ってテンポラリーのクラウン(キャップみたいな物)を入れてもらいました、一時間のアポイントメントで勿論、削られましたよ。。。ゴリゴリと。
キーコはいい患者さんですねとデンタルアシスタントの方に褒めてもらいましたのでじっとガマンの子、
10日後にはきれいなポーセレンの歯を入れてもらえます。 帰ろうとしたらドクターに、痛み止めの処方箋をあげましょうと紙切れを頂きました。 心の中ではヘッ!痛くなんかないよ~なんて思ったのですが。。。。。

帰宅したら夫が明日は大雪になるから買い物に出たほうがいいぞ!と勇んでおりました。
歯医者から帰宅したばかりでちょっと興奮気味だったけど、それじゃ!と言う事で買出し、これはニューイングランドのしきたりみたいなものですね、天気予報でノアイースターの大雪が報道されると誰もがスーパーへと向かうのです。 ただでさえデブちゃん気味のアメリカ人、やはりお腹が空くという想像はキツイんでしょうね、その上雪で運転が困難になるなんて想像できないのでしょう。
私はご飯と梅干、贅沢言ったら海苔さえあれば幸せなんですが。

Whole Foodsでモタモタしているうちに歯茎と上顎がズキズキしてまいりました。 当たり前ですね、麻酔がきれてきたわけなんですから。 買い物無事終了。 みんなパニック。

帰宅途中に薬局に行くとこれまた混んでいました。 みんな大雪で薬が切れたらアカン!ということでファーマシーも大混雑。
それでも私は天気予報はいつでも大げさなんだから大丈夫!と結構落ち着いていましたが、今朝起きたらガ~ン!!大雪。

Cityからよっぽどの事が無い限り運転して外出などしないようにと御触れが出ています、学校も全てクローズ、郵便やさんもゴミ屋さんも来ないでしょう。
こんな時はあきらめて、冬眠モードに切り替えましょう。

Monday, January 10, 2011

悲しいショック

先日土曜日にアリゾナ、ツーソンでおきた事件を聞いて身震いがしました。
22歳の若者が政治家を射殺しようとして、6人もの犠牲者を出した事件です。
ターゲットとした政治家の関連者だけではない、ランダムにいた人間が死にました、9歳の女の子も。
政治の方針に怒りを覚えて政治家を狙ったにしたとはいえ、実際本人の政治に対する関わりは殆どなかったらしく、一体何に腹を立てていたのか依然として不明らしいのですが。

この事件には今のアメリカが抱えている大きな問題がいくつかあると思えます。

中でも一番恐ろしいのが若者達の大勢がガマンするという事ができないという点、そして孤立している人が非常に多いという事実です。

いつからそうなっていったのかはっきりとは覚えていませんが、みんなスペシャル、みんないい子的方針が学校にはびこってからおかしくなってきたような気がしてなりません。

スペリングビーという昔から行われているスペリングのテストは、優勝者が一人であるため(当たり前なんだけど)他できなかった子供たちが挫折するからという理由で多くの学校が廃止しました。

バースデーパーティーの招待状も、クラスの子供たち全員を招待しないのであればクラス内で配らないこと、招待されない子供が悲しい思いをするから。。。。 と例をあげたらキリがないほど子供たちを温室で育てようとする方針。 招待されない子、勿論可哀想だけれど、中には仲のいい子も悪い子もいるのだから。 それを理解して行くのが大人になっていく過程であると私は思います。

スペリングビーの優勝者、堂々と優勝者であっていいのです、それだけその子が努力したのだから。

なんでもかんでも子供をかばう、というのはかえって良くないことだと、時として考えます、結果甘やかして育った子供達、体は大きくなって成人に見えても、心の中は小学生程度かもしれません。
悔しかった、でもガマンした、次回は頑張るとかいう精神が全く無いようです。
頭に来ても、怒りを覚えても、それを上手くプロセスする訓練が全く無いわけですよね、だから即、人のせいにして恐ろしい行動に移すのかしら。。。。

この事件を起こした若者、どんな家庭に育ったのかはわかりませんが、裏庭にあった偽物の骸骨をあがめる祭壇が親の目に見えなかったわけがありません。 短期間通った大学では教授から精神に問題のある生徒として学校側に訴えかけ、結局検査をしてOKが出ない限り退学処分となったらしい。
ただ挙動不審であるとして精神科に放り込むのは問題ですが、何かできなかったのか。。。。

時々若い人達が実際の友人はいないけれど、インターネットを通した友人が一杯いると言いますが、顔を合わせてコミニュケーションしない(できない)という点、ちょっと気味が悪いような。。。。

昔は友人がいて、話しあって、ストレスを解消したり、いいアドバイスをもらったりして人間社会の一員として存在できたのに、今は一人でパソコンを叩き、”友人”と”コミュニケーション”するのでしょうか?

インターネットは素晴らしい道具だと思いますが、それが人生全てではないですよね。
私だってこうしてブログを発信して遠い所に住む人達と知り合える幸せは一昔では考えられなかった。
友人や家族と顔を合わせ、話し合う事は本当に大切だと思うんです、しかしそれがどんどんとなくなっていくような気がしてなりません。

今回の事件で犠牲になった方達のご冥福を祈ります、そして今病院で生きるために戦っている人たちが全快されますように。 



Saturday, January 8, 2011

Webs に行ってきました!

このコーヒー・マグ、毛糸のジャイアントマートWebsで見つけて、買わずにはいられなかったもの。

パターンを収納してあるキャビネットの上に飾ってありました。

コレにコーヒーを入れて飲みながら編み物をするなんて、考えただけでもゾクゾクします!

Websは期待以上にいいお店でした、スタッフは親切で話好き。

家から2時間程とちょっと遠いけどね。。。。 また是非行ってみたいお店です。

しかしね、買ったのはこれだけじゃないのよ。 またの機会にお披露目いたします。

Wednesday, January 5, 2011

お正月と日本

毎年お正月になると日本の事を考えます。
横浜に住んでいる友人に、獅子舞見た?と聞いて笑われてしまった、それ以上恥をかきたくなかったので詳しく聞かなかったけど、きっといなくなってしまったのかな。

ここアメリカでは、あなたのお正月はチャイニーズニューイヤーか?とよく聞かれます。
ここと同じ、一月一日ですよというと不思議そうな顔をする人がいる、きっと東洋人はなんでも同じと思っているのだろう、サンクスギビングは日本にあるのかと聞かれるよりはまだマシですね。

そうかと思うとやたらと日本に詳しい人もいる。 
ミッシマーを知っているか?ミッシマー。。。。と言われ答えられずにいると、しばらく経って三島由紀夫の事を話しているという事が発覚、彼と天皇制度についていろいろと聞かれ汗をかいたこともあります。

自分の産まれた国を離れ、遠い異国に住む人達のお話はとても興味が湧きます。
そして年をとったら帰国するのかという点、みんな考えるのですね。
お友達のご両親は台湾に帰るのだそうです、そしてラオス出身のご夫婦もやはりリタイアしたら帰るという。 私はどちらかというと、日本に帰ってもファンクションできないと思うんです。
日本にいる血縁者とは疎遠で、両親ともいろいろな事情でもう何年も話していませんし私は一人っ子です。

30年以上アメリカに住み、3人の子供と夫、少ないけれど良き友人がここにいて、帰る動機なんてなにもないような。 なんだか暗い雰囲気になってしまいましたが、私自身はケロっとしています。
それだけ今、幸せに生きているのかもしれません。

終戦後日本からアメリカに渡った女性達のお話は実にハートにドッシリと感じます、船に乗って渡米したのですね、そして船の中で同じく日本人に会うと、日本国籍を絶対に放棄するな、してしまうとどんなに辛いことがあっても日本にはかえれないぞと言われたのだそうです。
どんな気持ちで海を渡ったのでしょうか。実際アメリカで暮らしてみてみなハッピーエンドになったのでしょうか? 

私は学生としてアメリカの田舎大学で勉強するために来ました。 日本人学生はいなかったけれど、外国から来ている学生達と仲良くなりましたっけ。
フェースブックなんて無かった。 コンピューターもライブラリーに3台だけ。インターネットなんて勿論ない。 フットボールが強い大学なので、ゲーム応援はソーシャルシーンでした、ルールも何もわからないゲームを良く観戦したものです。

人種差別で不愉快な思いをしたことなど、幸い一度もありませんでした。
そして外国に行くたび、アメリカに帰りたいと思います。
日本に行っても変にエトランジェになったような。特に東京は変化が激しいからそうなのでしょう。
長いことお邪魔してしまったこの国、まだ退散する気にはなれません。



Monday, January 3, 2011

年明けは歯医者さん

クリスマスホリデーを目前にしたある日口の中でゴリッとした嫌な感じ。
奥歯が欠けてしまった。 冷や汗をかいた後歯医者さんに電話したけれど、予約で満員、早くて年明けと言われました。 何年もお世話になっている所だしドクターも気に入っているので仕方なく待つことにしました。 それで今日がアポイントの日、行ってきましたよ。

歯医者さんは(大)嫌いなのです。 これは小さい頃のトラウマからだと思います、絶対に。
母は私を歯科医につれていくのが趣味かと思われるほど良く行きましたよ、彼女曰く、虫歯は親の責任だ!と言いながら。 
この歯医者さんは大きなマスクをしていて、こんにちはとも、痛くない?ともなんとも言わない、マスクで半分隠れた小さな目を光らせてただ黙々と治療をします。
勿論痛いし、精神的に怖くって、小学生の低学年だったのですが、歯医者に行く日は通りを走る車に体当たりをして自殺をしたいくらいの気分でした。 それほど実に陰気な医者でした。

私の住む町のドクターはとっても良い方です、こんなおじいちゃんがいたらいいな!って感じの。
私の名前、未だにキーコと発音するのですが、ま、いいや。
実に(口を)あけましておめでとうでしたよ。
結果クラウンを入れることに。 

それはそうと、悪夢にも出てきそうな私の子供時代の歯医者さんは、奥さんがある日突然出ていってしまい、それからは歯科医としてダメになってしまったらしく自殺未遂をしたと随分むかしに聞きました。 なんとなく可哀想に思えたけれど、あの大きなマスクから光る目を思い出すと身震いがします。
一言でも、痛くないようにするからね~なんて言ってくれたら大ファンになっていたのに。

アメリカには小児歯科医があります。
ミニディズニーみたいな所でナースもドクターも歌いだすんじゃない?と思うほどご機嫌いい人達ばかり。 末の子供が通った時はあまりにもリラックスしたため治療中に昼寝をしていたくらい。
大きくなって歯医者さんにちゃんと行ける子になってくれるかな。。。。